毎日を心地よく過ごす掃除のヒント|掃除の悩み編

2026.06.03 | お掃除

いつもピカピカのきれいなマイホームに憧れていても、つい掃除を後回しにしてしまうことはありませんか。普段から掃除をしていないと、汚れを落とすための労力や時間が余計にかかってしまいます。汚れをためず、毎日を心地よく過ごすためのヒントを、ハウスクリーニングのプロである「おそうじ革命 品川旗の台店」の春原(すのはら)将浩さんに聞きました。
第5回は、日常生活でありがちな「掃除の悩み」に答えてもらいました。

和室の掃除方法、これで大丈夫?

お悩み
「リビングの隣にある和室のお掃除を正しくできているのか気になっています。お菓子の食べこぼしなどを掃除機で吸い取る程度ですが、雑巾がけをした方がいいのでしょうか」
掃除のプロ・春原さんのアンサー
「和室は見た目重視で、ホコリを取り除くことが基本です。障子や柱、畳といった植物由来のデリケートな素材を使っているので、強い洗剤を使うと黒ずみや変色を引き起こすからです。気合いを入れて掃除するというより、毎日はたきや掃除機をかけることが大事です。余裕がある時は、畳を硬くしぼった雑巾で水拭きして、その後乾拭きで仕上げると良いですね。もし油の匂いや油汚れなどがついた時は中性洗剤、つまり食器用洗剤を水でうすめて拭き、乾拭きするときれいになります」と、春原さん。
マンションの場合は土壁や砂壁などの塗り壁より、和風の壁紙が増えています。壁紙が汚れた場合は、中性洗剤を水で薄めたものをつけて、メラミンスポンジで優しくこすりましょう。

家の匂いが気になる時は

お悩み
「2週間ほど家を空けて帰宅すると、家の臭いが気になります」
掃除のプロ・春原さんのアンサー
「しばらく家を空けていた時は、1回排水口に水を流してみてください。嫌な臭いの元は排水口から上がってきた匂いだと思います」。
例えば、洗面所の排水口はS字のカーブ部分に水が溜まっていて、奥から匂いが跳ね返らない仕組みになっています。しばらく水を流さずにいると、S字カーブ部分の水が干上がって、悪臭が上がってきてしまうそうです。
「キッチンや洗面所、浴室、トイレなども仕組みは同じです。特に夏は1週間程度で水が干上がると思うので、旅行などで留守にした時は帰宅後すぐに排水口に水を流してくださいね」。

お悩み
「ペット可のマンションで、猫を飼っています。脱臭剤などを使ってニオイ対策をしていますが、来客時などには『大丈夫かな』と気になってしまいます」
掃除のプロ・春原さんのアンサー
春原さんの経験では「ペットの匂いは、掃除だけで完全に取るのは難しい」とのこと。食べ物やトイレが室内に置いてあり、室内の細かい毛やホコリ、布や壁紙についた匂いなど広範囲に影響していることが原因です。
「まず、掃除をして、こまめに換気をすること。そしてペット用の空気清浄機で抜け毛や匂いの元を除去して、フィルターを清掃することをおすすめします」。

子どもが部活から帰ると、家が砂だらけ

お悩み
「子どもが部活の練習から帰ってくると、家の中が砂だらけになります。リュックや靴の扱いには注意していますが、玄関・洗面所はもちろん、ソファやラグからも無限に砂が出てきます。掃除が追い付かない状態で、ロボット掃除機も検討しています」
掃除のプロ・春原さんのアンサー
「土や砂ぼこりが気になる場合には、掃除機を使うことが一番有効だと思います。ロボット掃除機は、物が少なくて床が広がっている部屋であれば効果がありますが、部屋に物や家具がたくさんある場合や見える床の面積が狭い場合には適さないと思います」。
おすすめは、すぐ取り出して使える充電式のハンディタイプの掃除機。小回りが利いて、汚れを見つけた時にさっと掃除できるからだそうです。
「何か汚れが気になる時には、後回しにせず掃除することが大切です。砂が気になる時にも大きくてパワーのある掃除機1台で家中まとめて掃除するのではなく、汚れに気づいた人がすぐ掃除できるように、小さな掃除機を何台か用意しておく方が理想的だと思います」。
家族と一緒にお掃除する習慣をつけたいですね。

エアコンがカビくさくてショック

お悩み
「エアコンのスイッチを入れたら、カビくさくてショックでした。自動お掃除機能付きのタイプなら安心でしょうか」

掃除のプロ・春原さんのアンサー
「エアコンの自動お掃除機能はフィルターを清掃するだけで、掃除が不要になる訳ではありません」と、春原さん。
 カビはホコリや湿気、室温などの環境が揃うとフィルターだけでなく、エアコンの内部にも発生してしまうそうです。特に梅雨時は、カビが繁殖しやすい温度と湿度になるので要注意です。
「エアコンのフィルターはご家庭でも清掃できますが、内部の清掃は分解が必要。元に戻せないこともありますし、故障などのトラブルも起きやすくなります。自分でエアコン内部を掃除する方もいますが、周囲を汚れないように養生して、専門の道具を揃えるなどかなり費用と手間がかかる作業です。エアコンを使う前に、年に一度でも業者に清掃を頼んだ方がコスパ的にも良いと思います」と、教えてくれました。

取材ライターのつぶやき

頑固な汚れを落とせる強力な掃除道具を揃えてみても、結局使わずじまいになりがち。わが家もスチーム掃除機を買いましたが、使うまでの手順が複雑すぎて手放してしまいました。シンプルな道具でこまめに掃除することの大切さを改めて感じました。

今回のSpecialist 春原 将浩(すのはら まさひろ) さん

2016年にハウスクリーニング開業。見た目だけでなく汚れの原因から改善することをモットーに、エアコンクリーニングから空室清掃まで幅広く手がける。豊富な現場経験に基づく丁寧な作業とわかりやすいアドバイスが好評。


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