暑さと冷房で、体調を崩しがちな季節。今回は、料理教室を主宰する「R.Kitchen」の斉藤吏予子さんに、夏にぴったりなスタミナレシピを教えてもらいました。栄養バランスを考えたメニューで、夏バテを予防しましょう♪
第1回目は、焼肉用の豚バラをレモン風味でさっぱり仕上げたメニュー。元気に夏を乗り切るために、調味料や香辛料を上手に使って体の冷えを防ぎます。

豚バラと野菜のレモン塩ダレ焼き

豚バラ肉には、疲労回復に欠かせないタンパク質や体の調子を整えるビタミンB群が豊富。彩りの良い野菜を使ったメニューを、ニンニクと酸味の効いたタレをからめて仕上げます。

材料 (4人分)
豚バラ肉（焼肉用）：300g
パプリカ：1/2個
かぼちゃ：100g
長いも：200g
ニンニク：1片

A（レモン塩だれ）
白ネギ：30g
酒：大さじ1
レモンのしぼり汁：小さじ2
中華スープの素：小さじ2
ごま油：大さじ2
ニンニク(すりおろしたもの)：小さじ1/4
塩：小さじ1/2
黒コショウ：少々

作り方
（１）豚バラ肉を厚さ5mm程度の一口大に切り、軽く塩コショウする。かぼちゃは厚さ1cm弱で食べやすい大きさに切る。長芋は皮をむき、幅1cmの輪切りにする。白ネギをみじん切りにする。ニンニクは輪切りにする。Aのレモン塩だれ用に、ニンニクを小さじ１/４程度すりおろす。
（２）Aの材料を合わせて、レモン塩だれを作る。
（３）かぼちゃを耐熱皿に入れて大さじ2 の水を入れる。ラップをかけて、電子レンジの「根野菜ゆでモード」でゆでる。または、電子レンジ600ｗで3分~４分加熱する。
（４）フライパンにサラダ油をひき、 輪切りにしたニンニクを弱火から中火で焦がさないように炒めて取り出す。
（５）（４）のフライパンに長芋を入れて、じっくり炒める。その後、かぼちゃとパプリカを炒め、野菜を取り出す。
（６）同じフライパンで豚バラ肉をこんがり焼く
（７）（６）に野菜を戻して、レモンだれを加えて炒める
（８） 器に盛りつけ、（４）のニンニクチップを散らす。

〈POINT〉
先にレモン塩ダレを作っておいて、手早く仕上げましょう

カレーマカロニサラダ

定番のマカロニサラダに、カレー風味を加えてスパイシーに！　カレー粉にはさまざまなスパイスが入っているため、食欲増進や疲労回復効果が期待できます。

材料 (4人分)
マカロニ：70g
ウィンナー：4本
キャベツ：1枚

カレー粉：小さじ1/2
マヨネーズ：大さじ3
塩、こしょう：適宜
酢：大さじ1/2

作り方
（１）ソーセージは幅5mmの斜め切りにする。キャベツは幅1cm長さ5cmの短冊切りにする。
（２）ボウルにマヨネーズとカレー粉を混ぜ合わせる
（３）マカロニはたっぷりのお湯に塩を入れて、既定の時間ゆでる。マカロニがゆで上がる2分前にキャベツとソーセージを一緒に入れてゆでる。
（４）（３）がゆで上がったらざるに上げて水気を切り、塩コショウと酢を入れて混ぜ合わせる。粗熱が取れたら、（２）を入れて混ぜる

きゅうりのにんにく生姜ポリポリ漬け

冷房などで体が冷えることも、夏バテの原因になります。体を温める作用のあるニンニクやしょうがを積極的に取り入れましょう

材料 (4人分)
きゅうり：2本
しょうが：1/2片（約3g~5g）
ニンニク：1/2片（約3g~5g）

A
ごま油：大さじ1
しょうゆ：大さじ1
塩：小さじ1/4

作り方
（１） きゅうりを乱切りにする。
（２） しょうがとニンニクはみじん切りにする。Aの材料と合わせて、ボウルに入れる。
（３）（２）に（１）を1時間以上漬け込む。　

取材ライターのつぶやき

室内では冷房、外に出れば猛暑。つい冷たいものを口にしてしまいますが、夏バテは体の冷えが原因になる場合も多いそうです。教えてもらったメイン料理は、しっかりとした味付けで夏にぴったり♪　食事でちゃんとタンパク質を取って、夏を元気に乗り切りたいものです。

今回のSpecialist 斉藤 吏予子(さいとう りよこ)さん さん

家庭料理の教室「R.kitchen」主宰。電子レンジや圧力鍋などを活用した料理レッスンや、働く人に向けた栄養指導、セミナー、メディア出演など幅広く活動。
野菜コーディネーター(ホールフード協会主催)、NPO日本食育インストラクター、Wonder chef公式アンバサダー。

家庭料理の教室「R.kitchen」https://cookingrkitchen.jimdofree.com/