【column】照明でおうちをセンスアップ!|入居後でも賃貸でも、簡単にセンスアップ

2023.10.11 | 家具・家電

毎日過ごすわが家を、もっと素敵にセンスアップしたい! そんな時に役立つのが照明の知識です。フリーのインテリアコーディネーターとして住宅の照明・インテリアを手がける菅昌子さんに「おうちをセンスアップする照明」について聞いてきました。
第4回目「入居後でも賃貸でも、簡単にセンスアップ」では、市販のアイテムなどを使って、身近な照明をセンスアップしましょう。

特別感をUPする、キャンドルの演出

家の明かりは、電気を用いた照明器具だけとは限りません。記念日など、ちょっと特別な日にはキャンドルを使ってみませんか。
「おしゃれなレストランでは、照明を少し暗めにして雰囲気を出しています。家庭では、調光機能を使ってダイニングの全体照明を落とし、キャンドルを灯して食事をすると素敵な食卓を演出できます。お子さんたちにとっても良い思い出になるのではないでしょうか」と菅さん。
ある程度の明るさを全体照明で確保して、食卓の上だけにキャンドルを灯せば、安全性も確保できそうですね。

とはいえ、子育て中は火を使うことが難しい場面も。
「小さなお子さんがいる家庭では、本物の火を使うとテーブルクロスを引っ張ったり、キャンドルを倒してしまったりして危ないですよね。LEDを利用したキャンドル型の照明も販売されているので、そちらが便利だと思います」

アロマキャンドルは香りが立つので、食事時には不向き。用途に合わせて選ぶこともポイントです。

手軽で便利なコンセント式照明

廊下や寝室、リビングの壁に照明を追加したい時には、コンセント式照明も選択肢のひとつになります。「最大のメリットは、電気工事をしなくてもコンセントから電源コードをつないで壁に照明を取り付けられること。近年は、おしゃれなコンセント式ブラケットが多数市販されています」と菅さん。

どんなシーンでも、素敵な空間をつくる基本は照明を複数使うこと。全体照明の明るさを落してブラケットをつけるだけで、部屋の雰囲気は大きく変わりますよ。

照明テープで間接照明をDIY

照明器具を見せるのではなく、壁や床、家具などをポイントで照らす間接照明。自宅でチャレンジするなら、市販の照明テープを利用すると便利です。
照明テープとは小さなLEDライトを帯状に設置したもので、直線や曲線に合わせて、両面テープで貼り付けて設置することができます。コンセントにつないで点灯させますが、明るく照らすというよりは、アクセントにしたり、ネオンのように設置したりしてイルミネーションのような使い方をすることが多いようです。
「脚の付いたソファやベッド、テレビボードの下などに取り付けます。全般照明は少し暗くして、照明テープの明かりやフロアスタンドで過ごすといいですね」と菅さん。

カラフルな色のテープも販売されていますが、インテリアとして設置するなら、基本となる白っぽい色か薄いオレンジ、薄いブルーくらいが適しているそう。
「インターネット通販や量販店などでさまざまな商品が販売されていますが、それぞれに特徴があるので、購入前によく読んで用途に合うものを購入しましょう」

注目度高! ボタニカル照明

センスが良いといわれる部屋には、照明のほかに観葉植物などのグリーンが欠かせないもの。
「照明とグリーンは相性が良いのです。ガランとして寂しい部屋には、照明とグリーンを配置してみてください。お部屋が生き返ります」と菅さん。
最近注目されているボタニカル照明は、照明器具とグリーンを組み合わせたアイテム。ライティングレールを利用してグリーンを取り入れられる商品や、照明器具の中にフェイクグリーンやエアプランツを飾ることができる商品もあります。
「照明の近くにグリーンがあるだけで優しい空間を演出することができますよ」とアドバイスしてくれました。

機能性を高める、スマート照明&反応式照明

居心地の良い家をつくるためには、便利な照明も積極的に使いたいもの。

「スマート照明は、『照明をつけて』という声に反応して点灯してくれるだけでなく、帰宅前に玄関の照明を点けてくれるという優れものです。LED照明とスピーカーが一体となっていて、好きな音楽をいつでも聴けるものもあります。暖房を点けたり、お風呂を沸かしたり、生活全体が便利になるので、これからもっと需要は高まるのではないでしょうか」と菅さん。

センサーで人の動きをキャッチして点灯する反応式照明(センサー式照明)も、覚えておきたいアイテムです。一定の時間が経過すると自動でオフになるので、消し忘れも防止できます。
「玄関や階段、段差のある場所、廊下などにセンサー式照明を取り入れると便利ですし、連動マルチタイプを使えば、L字型廊下や長い廊下でも自動で点灯・消灯してくれます。特に高齢者や体の不自由な方にはなくてはならないものですね」

暮らしの中でちょっと引っかかる、不便な部分を改善してくれる照明器具。こちらもぜひ取り入れてみてくださいね。

取材ライターのつぶやき

キャンドルの明かりを調光機能で補うアイデアは目からウロコ。キャンドル型照明や照明テープのお話を聞いて、LEDで照明器具が大きく変わっていることを実感しました。「電気工事が必要だから」「照明が熱を持ったら怖いから」と無意識に避けていた部分が、実は簡単にクリアできるのかもしれませんね。個人的には、さりげなく暮らしを便利にしてくれそうなスマート照明に興味を持ちました!

今回のSpecialist インテリアコーディネートHYGGE(ヒュッゲ)
菅 昌子(すが しょうこ) さん

「本当に住みたい部屋 もっとあなたらしい部屋へ」をコンセプトに、フリーランスのインテリアコーディネーターとして個人邸の新築とリフォーム、模様替えを手がける。
メディア取材や専門家としての記事監修も行っている。
公益社団法人インテリア産業協会 インテリアコーディネーター
一般社団法人 日本ライティングコーディネート協会 ライティングコーディネーター


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