【garden】10月が栽培タイミング!の甘いイチゴを栽培しよう!

2024.10.09 | ガーデニング

子どもから大人まで誰もが大好きなイチゴ。
イチゴの栽培は初心者だと難しいと思われがちですが、空気が乾燥し始める10月頃にスタートして、いい土や良苗を選び、日当たりに注意しながら乾燥したら水やりをする、これを徹底すれば初心者でも栽培することができます。

イチゴの基本情報

イチゴは果実ではなく、園芸分類上ではバラ科の野菜。

イチゴを育てるなら、まず、品種選びから始めましょう。品種選びのコツは、収穫時期と品種。品種によって育てやすさに変わりはないので、収穫したい期間と好みの品種を選びましょう。

「一季なりイチゴ」と「四季なりイチゴ」を知ろう

一季なりイチゴは、年に1回、春(5月中旬~6月上旬)に収穫できるイチゴです。
おいしいイチゴを食べたい人や手間をかけずに育てたい人、家庭菜園初心者は、一季なりイチゴがおすすめ。
一季なりイチゴでおすすめなのは、果肉がやわらかく甘みがとても強い「章姫(あきひめ)」。酸味が少なくジューシーなイチゴです。

四季なりイチゴは、真冬以外は年中花が咲き、季節を問わず収穫できます。

四季なりの場合たくさん収穫できますが、大味になりやすく、追肥をこまめに施さないと株が疲れてしまいがち。
四季なりイチゴでおすすめなのは、寒さに強く1本で結実する「あまごこち」。糖度が14~16度もあり、濃厚な甘みを味わえます。

イチゴの育て方と栽培のポイント

植えつけ期:10月中旬~11月上旬
収穫期:5月中旬~6月上旬(一季なりイチゴ)

秋植えの場合、遅くとも10月頃にイチゴの苗を購入し植えることからスタートします。

イチゴの栽培にはある程度深めのプランターが適していますが、深植えし過ぎると生長が遅れてしまうのでクラウンが隠れる程度の浅植えにするのがポイントです。

適した環境と日当たり

イチゴは日なたで育てましょう。
開花後、実ができたら雨に当てないように育てます。イチゴは寒さに強いものの北風や雪に当たると葉が縮れてしまったり、弱まったりしてしまいます。
冬は風除けや雪除けを行い、株元には防寒対策、雑草の防除、生育の促進を兼ねてワラを敷くか、黒いポリマルチフィルムで覆って防寒しましょう。

春に暖かくなってくると、株たちが活動し始め成長スピードも速くなります。
この頃に防寒用のビニールは外してあげましょう。

水やり

乾燥に弱いので、土が乾いたら、たっぷりと水を与えるのがポイント。
水を非常に好みますが、与え過ぎても根腐れを起こし、乾き過ぎても根傷みを起こして生育不良になります。
イチゴは、メリハリを効かせて適度に水やりを行うことが上手に育てるコツですよ。

栽培のポイント

イチゴを家庭菜園で楽しむには、鉢やコンテナで苗から育てるのが一般的。
苗を購入する際は、株元や根鉢がしっかりしていて、葉に光沢があり、病害虫の被害を受けていないものを選びましょう。

甘いイチゴに必要な肥料の種類や与え方とは?

イチゴは基本的に追肥を2回行います。
1回目は生育を開始する前、2回目の追肥は花が咲き始めた頃です。

目安としては1月下旬~2月上旬、3月下旬、4月中旬に追肥、または、週に1度液肥を与えると実つきが良くなります。

また、イチゴにはアルカリ性よりの土が適しているので、プランターで栽培する場合は赤玉土や腐葉土など混ぜた土を使用するといいでしょう。

初心者の場合は、あらかじめイチゴなどの果物や野菜専用にブレンドされた肥料を利用するのが良いでしょう。これらはホームセンターや通販などで販売されているので、まずは利用してみることをおすすめします。

イチゴの収穫方法

暖かくなった春頃に花が咲き始めます。
春になるとランナーもどんどん伸びてきますが、実を大きくするためにも収穫前後に伸びるランナーは取り除きましょう。

こうして花が咲いてから1ヶ月もすると実を収穫することができますが、花が咲いたら、柔らかい筆や綿棒などで雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)の部分を軽く撫でて受粉させると、実はよりしっかりと育ちます。

5月中旬頃、赤く熟したものを選び、優しく実を持って収穫します。
無理に茎を引っ張ったりすると途中から切れてしまい、その後に実がつかなくなる可能性があるため、注意してください。

肥料を使えば簡単に甘くて美味しいイチゴができるかも

野菜や果物、イチゴ専用の肥料を使って、栽培方法の基本さえ押さえれば簡単に甘くて美味しいイチゴを作ることができそうですよね。
是非、今回ご紹介した肥料を参考に美味しいイチゴづくりにチャレンジしてみてください。

 

 

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