うちラクファーム始動!畑初心者がイチから畑を作ってみる②〜土づくりと苗の植え付け編〜

2024.11.06 | ガーデニング

猛暑日がやっと落ち着いた9月末の気温28度の晴天に恵まれたこの日、畑初心者のうちラクスタッフが集まりイチから畑を作る「うちラクファーム」が始動しました。
第2回目は、畑の土づくりから作物の苗の植え付けをレポートします。

初めての土つくり

まずは耕運機を使って、土を耕す作業に取り掛かります。
固く締まった土ではうまく野菜が育たないので、土に空気をたっぷり含ませて水はけを良くするために土をふかふかにほぐします。

「意外と力を踏ん張らないと動かない!」耕運機も機械の持ち方や動かし方にコツがありそう。そこは初心者なので探りながら動かしてみます。
耕運機で土をほぐしたところから、土がふかふかに。足で踏むと、深く沈むくらいの柔らかさ。

何度か耕運機で土をほぐし、次に土を中性にするために石灰を撒き、また耕運機で土を混ぜ込みます。
「石灰はこれくらいでいいのかな?」
撒く量を探りながら石灰を撒きます。畑には土つくりが大切なのは事前に調べていたので、慎重に、丁寧に作物が育ちやすい土を作っていきます。

次に肥料を撒きます。今回セレクトしたのは「牛フン堆肥」。
堆肥に含まれる豊富な有機物はゆっくり分解が進み、土壌がふかふかになり土壌の構造が良くなるのだとか。
まんべんなくふかふかの土に撒き、さらに耕運機で土を混ぜ込みます。

さらにふかふかになった土で、次は「畝(うね)」を作ります。

初めての畝(うね)つくり

畝(うね)を作ることで、水はけや通気性が良くなり、根が深く張りやすくなります。

これも耕運機で足場になる部分を掘り込み、作物を植える部分に山を作ります。さらに、作物を植えるところを平に形づくります。
ここまできて、やっと「畑らしくなってきた!」と、ここまでの作業時間はおよそ2時間。大人8人でやっても汗だくになる作業です。

苗を植えるための畝(うね)が完成したところで、作物の成長を邪魔する雑草をできるだけ生やさないようにするため、除草用のマルチシートを張ります。
風でシートが飛ばないようにピンで固定します。

苗の植え込み

ここからやっと、作物の苗を植え込みます。
「どこに、どの順番で、どんな間隔で苗を植える?」
経験のあるスタッフから、葉物の野菜は後で防虫ネットを被せるのでまとめて植えることをおすすめされたので、白菜、サニーレタス、水菜は、ひとつのエリアにまとめてみることに。

器具を使ってマルチシートの上から穴をあけ、さらにスコップで深く掘り込みながら苗を植えていきます。

ここで今後1週間の天気予報をチェック。
3日間は雨が降らないことを考慮して、多めに水を与えることに。ジョウロでたっぷりと水をあげても、ふかふかの土がぐんぐんと水を吸い込みます。

どこに何を植えたのかわかるように、作物名を書いた小さなピンを立てます。
まだ小さな苗だけど、数週間後大きく育つかな。そんな期待とともに作物の名前を記します。

さらに葉物野菜の上に防虫ネットを被せます。
畑経験者によると、葉物野菜には蝶の幼虫などが付きやすく、食害や病気などの原因にもなるのだとか。そこで太陽の光や水、風は通すけど害虫から守ってくれる防虫ネットを活用することに。

うちラクファームが完成!

開始から約3時間、やっと畑が完成しました!

小さな畑ですが、大人8人でも初心者にとっては大変な作業でした。
この体験を通して、日々野菜を作ってくださっている農家さんって本当にすごいなと実感することができました。また、美味しい野菜を毎日いただけることがいかに幸せなことか、改めて考えさせられる機会になりました。

色んな種類の作物を植えたので、収穫時期はバラバラですが、約1ヶ月後には何かしらの作物収穫ができるかもしれません。

それまで、スタッフがちょこちょこと畑の様子を見にいきながら、成長を見届けます。

また、初心者なので間違ったやり方かもしれません。もしかしたら今回のやり方だと、作物が育たないかもしれません。
それでも、失敗を繰り返しながら、自然の恵みをいただける日を目標にうちラクファームは続きます。あたたかい目でご覧いただけると幸いです。

次回レポートもお楽しみに!

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