【garden】寒い冬でも育てられる冬の花&花言葉10選

2025.01.22 | ガーデニング

「冬は庭に咲く花が少なくて、お庭や花壇が寂しい…。」そんなお悩みはありませんか?
実は寒さに負けず、きれいな花を咲かせる植物は意外とたくさんあるんです。
そこで今回は人気のシクラメンをはじめ、これからの季節に楽しめる耐寒性の強い花の品種と育て方、初心者にもおすすめのツールをご紹介します。

冬の花とは

気温が低く冷え込む日の多い冬はどうしても咲く花が限られてしまうと思いがちですよね。
耐寒性が強く、冬に花が咲く植物も私達の身近に多くあるのをご存知でしょうか。

厳しい寒さの中で鮮やかな花色を誇る冬の花は、冬枯れの寂しいお庭や室内に賑わいをもたらしてくれますよ。

冬の花は暖かくなるまでゆっくりと生長するので、比較的長い間楽しめます。
また、寄せ植えにも適した季節なので、ガーデニング初心者も手軽に挑戦できます。

今回はガーデンや室内で育てられるおすすめの冬の花をご紹介します。

マーガレット

マーガレットは品種改良により、数多くの種類があります。
花色もポピュラーな白からピンク、オレンジ、黄色などバリエーション豊かです。
分枝性(ぶんしせい)があるので、鉢植えにも向いています。

マーガレットの開花時期と花言葉

開花時期:4~6月、10月~11月頃の年2回
花言葉:「誠実」、「貞淑」、「慈悲」、「安らぎ」

マーガレットの育て方のポイント

マーガレットは多年草なので、1度根付いたら耐寒性が向上します。
鉢植えする場合、室内の日当たりのよい場所に置いてください。
霜除けすれば、屋外でも冬越しできますよ。

アネモネ

アネモネはキンポウゲ科・センニンソウ属の多年草で、開花したまま冬越しする丈夫な植物です。
花色や花びらの形状が豊富なので、寄せ植えでいろいろな楽しみ方ができると人気の花です。

アネモネの開花時期と花言葉

開花時期:2月~5月頃
花言葉:「はかない恋」、「恋の苦しみ」

アネモネの育て方のポイント

耐寒性が強く、花は2月頃に咲き、そのまま冬越しをして初夏までの長い間咲き続けます。
春に掘り下げて保存した球根を気温の高い時期に植え付けると、根が腐ってしまうことも。
気温が低くなった秋頃に植付けるのがポイントです。
水はけが良く日の当たる場所で肥料を多めに与えて育てれば、何年も咲き続けてくれますよ。

ローズマリー

ローズマリーはシソ科・マンネンロウ属に分類される樹木です。
寒さに強く、開花時期は小花が一斉に咲くので、鉢植えとして人気があります。
花は定番の紫のほか、ピンクや白などの色があり、直立性のものとほふく性のものに分かれます。

ローズマリーの開花時期と花言葉

開花時期:11月~5月
花言葉:「追憶」、「思い出」、「記憶」

ローズマリーの育て方のポイント

ローズマリーは湿気が苦手なので、日当たりがよく、土が乾燥しやすい場所で育てます。
枝が込み合っている場合は剪定を兼ねて収穫してくださいね。
剪定すると風通しがよくなり、蒸れを防げますよ。
常緑なので冬でも緑の葉が茂り、庭に彩りを与えてくれる植物でもありますね。生育旺盛で丈夫なので、何度も収穫して楽しめます。庭に1株あると便利ですよ。

クリスマスローズ

クリスマスローズは冬に咲く花として人気が高く、優雅な花が冬枯れの庭に彩りを添えてくれます。
常緑で耐寒性が非常に強いのが特徴で真冬から早春まで美しい花を楽しむことができます。
寒さが強い地域でも冬越ししやすいので、冬のガーデニングの主役といえるお花ですね。

クリスマスローズの開花時期と花言葉

開花時期:1月から3月頃
花言葉:「いたわり」、「追憶」

クリスマスローズの育て方のポイント

クリスマスローズは涼しくなってきた秋に植えます。
日当たりと風通しのよい場所に置き、開花時は特によく日に当て育てるのがポイント。
年間を通して水やりが必要なので、表土が乾いたらたっぷりと水を与えてくださいね。

シクラメン

シクラメンは、冬から春の時期にかけて楽しむことができる冬の時期を代表する花です。
色はピンクやクリーム、バイカラーなど種類が豊富で華やか。
より耐寒性が強い品種のガーデンシクラメンもありますよ。

シクラメンの開花時期と花言葉

開花時期:11月~4月
花言葉:「遠慮」、「気おくれ」
※色によって花言葉が異なります。
 白:「清純」、赤:「嫉妬」、ピンク:「憧れ」、「内気」

シクラメンの育て方のポイント

シクラメンを育てるのに適した気温は15~20℃のため、基本的には室内で育てます。
しかし、暖房が効いている部屋では暖かすぎることもあるため、屋内の涼しい場所で管理しましょう。
涼しい場所でも日光は必要なので、日当たりの良い窓際がおすすめです。
水やりは、土が乾いたら花や葉を避けて、鉢の底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。

クレマチス(冬咲き)

種類が豊富なクレマチスは落葉するタイプと落葉しない常緑性タイプに大きく分かれます。
落葉しない常緑タイプは「クレマチス・アンスンエンシス」と呼ばれる品種で耐寒性が強く、冬の季節に4~5cm程の花が楽しめます。

クレマチスの開花時期と花言葉

開花時期:12月~1月
花言葉:「美しい精神」、「旅人の喜び」

クレマチスの育て方のポイント

クレマチスは、水はけ、水もち、保肥力の高い土に苗を植えつけます。
植えつけは休眠期と真夏以外であれば、いつでも構いません。
クレマチスは移植を嫌うので、植え場所を良く考えてから植えつけてくださいね。
常緑性のクレマチスは、伸びすぎたツルを6月下旬までに全体の1/2程度に切り戻しましょう。
落葉性のクレマチスは、2月~3月に1/2程度に切り戻してくださいね。
そうすると、その後に伸びたツルに花がつきますよ。

パンジー、ビオラ

冬の花壇や寄せ植えに最適なパンジーとビオラ。
パンジーとビオラの違いは花の大きい方がパンジー、小さい方がビオラと区別されてきましたが、
最近は交配が複雑化しており、花の大きさだけでこの2つを区別するのは難しいといわれています。

パンジー、ビオラの開花時期と花言葉

・パンジー
開花時期:10月~5月
花言葉:「もの思い」、「私を思って」
・ビオラ
開花時期:11月~6月頃
花言葉:「誠実」、「信頼」、「忠実」、「少女の恋」

パンジー、ビオラの育て方のポイント

耐寒性の強いパンジーは冬の屋外でも育てることができますので、霜が降りない場所に植えましょう。
花が咲き始めると下から次々と花が出てくるので、咲き終った花から摘み取って、長く花を楽しんでくださいね。

ビオラは秋から冬にかけて植えます。
種をまく場合はポットで管理して、花が咲き終わった後の種を取っておくと、翌年の秋にまた苗がつくれますよ。

スノードロップ

スノードロップはその名の通り、冬に花をつける球根植物です。
スズランのような下向きの可愛らしい花が特徴です。
夏から秋にかけて株も休眠するので枯れたように見えますが、秋になるとまた芽を出します。

スノードロップの開花時期と花言葉

開花時期:2~3月
花言葉:「希望」、「慰め」

スノードロップの育て方のポイント

スノードロップは秋に球根を植付けます。
冬の間は土が乾いたら水をたっぷり与え、休眠中の球根にも湿る程度に時々、水を与えるのがポイント。
花がら摘みは花だけでなく、根元の部分からカットしましょう。

ハボタン

ハボタンはまるで大輪の花が咲いたような美しい色の葉が特徴です。
冬越し植物の代表で、正月飾りとしても重宝され、昔から親しまれてきました。
手間いらずで、春までほとんど姿が変わらず、寄せ植えにも多く利用されていますよ。

ハボタンの開花時期と花言葉

観賞時期:11月~3月
花言葉:「祝福」、「利益」、「慈愛」

ハボタンの育て方のポイント

苗を植付けると簡単です。
種をまく場合は7~8月頃に行います。
ハボタンは日光を好むので、日当たりのよい場所に置きましょう。
少ない土でも育つので、ハンキングや寄せ植えは隙間なく植込んでくださいね。

ノースポール

ノースポールは小中サイズのキク科の仲間で、非常に耐寒性の強い花です。
本州以南であれば、地植えして、そのまま越冬するので簡単に育てることが可能です。
暑さに弱い1年草ですが、こぼれ種が芽吹くので翌年以降も花が咲きますよ。

ノースポールの開花時期と花言葉

開花時期:12月~6月
花言葉:「誠実」、「冬の足音」

ノースポールの育て方のポイント

ノースポールは管理するのに特に注意することはなく、ガーデニング初心者でも育てやすい植物です。
どんどん上から下へと花芽があがってきますが、春になって株が徒長ぎみな場合はバッサリと切り戻してください。

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