【garden】プランターでも楽しめるレモングラスの育て方と上手な使い方|育てるなら3月中旬〜

2025.03.12 | ガーデニング

ハーブティーを味わうなら、新鮮な葉を使いたいですよね。飲むと気持ちが落ちつく、リフレッシュできるなど、いろいろな効能がうたわれるハーブティーですが、ドライ(乾燥タイプ)よりフレッシュ(生タイプ)を使うと、香りも色も格別の味わいになります。
レモングラスの育て方はとても簡単。鉢植えでも地植えでも育てられるので、気軽に植えてみませんか?

レモングラスとは?

レモングラスは、イネ科のレモンによく似た柑橘系の香り(シトラール)がする東南アジア原産の多年草です。
ススキのような緑の葉姿で、元気よくスッと伸びる草丈は50~70㎝。 葉の色は濃い緑で、根元に向かって黄緑から白に変わります。

使う時は根元からカットしてサッと洗い、葉をしごいたり叩いたりして香りを立たせてから使いましょう。
アジアン料理のスープ類にも好んで使われますが、その際は根っこから茎葉まで丸ごとも利用するとレモングラスの香りが際立ちますよ。

レモングラスの育て方

レモングラスの栽培スケジュール

植えつけ時期:3月中旬~5月中旬
収穫期:4月下旬~10月
※関東地方以西基準

最適な環境

鉢植えでも地植えでも、日当たりと水はけ、そして風通しの良い場所で管理してください。
耐寒性はあまりなく、冬越しには向いていません。冬でも5℃以上確保できる場所で育てる、または動かして育てましょう。

植え付け

植えつけは地植えでもプランターでも大丈夫。発芽気温は大体20~25度。
レモングラスは苗から育てるのがおすすめですよ。次々と新しい芽が出てくるので株間を10㎝以上開けて植えつけ、新芽の出るスペースを確保しておきましょう。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水やりしてください。ただし、あげすぎると蒸れにつながるので注意です。

収穫方法と増やし方

レモングラスの収穫方法

4月下旬から10月頃までは外側から順に葉を切り取り収穫します。
目安としては葉の長さが30cm程度、枚数が15枚以上になった頃が収穫時期です。
株元から10~15cmのところを刈り取ります。
レモングラスは、土から見えている部分はすべて使えます。

レモングラスの増やし方

レモングラスは株分けで増やすのが主流です。
植え替えに適した時期は、植え付けと同様4~9月です。
成長したレモングラスを根ごと抜き、適度に土を払い、株を半分に分けます。このとき、根を傷つけないよう気を付けましょう。

寒さに弱いレモングラス

レモングラスは寒さに大変弱いため、日本の気温では基本的に冬は越せません。
そのため、レモングラスを動かせる場合(鉢植え)は、冬場の夜間は室内に移動させたり、動かせない場合(地植え)は株元まで短く刈り取り、霜対策としてマルチングやカバーがけを行いましょう。

レモングラスの効果と上手な使い方

レモングラスは古代から薬として重宝されているほど、薬効が高いハーブだといわれています。子宮収縮を促す作用があるとされ、妊娠中の摂取は控えた方がいいといわれています。

レモングラスの嬉しい効果

・消化をサポートしてくれる(食べ過ぎてしまったときの胃もたれにも)
・抗菌・抗ウィルス作用が強いので、食材の殺菌効果
・血液の流れを良くしてくれることから、ダイエットや美肌効果、冷え性の対策に
・ビタミンCが豊富なことから、風邪の引き始めやインフルエンザの予防
・抗炎症作用・解熱鎮痛作用から、頭痛や発熱時にも効果を発揮
・レモンのようなすっきりとした香りで、うつ病の予防

レモングラスの保存方法

生のものは日持ちしないので、早めに使い切りましょう。
茎は密封容器に入れ冷凍することで、香りを残したまま長期保存が可能です。葉をすぐに使わない場合は、乾燥させておくことで保存が可能になります。

レモングラスティーの作り方

レモングラスを手軽に楽しめるレモングラスティー。 ストレートももちろんですが、他のハーブとのブレンドを楽しんでも。酸味があまりなく、すっきりとしてクセのない味はすっきり目覚めたい朝にもぴったりです。

作り方

1:乾燥させたレモングラスをティースプーン2杯程度、ティーポットに入れます。
2:お湯を注ぎ、3~5分程度蒸らしましょう。

甘さが欲しい方は、ハチミツを加えるとレモネードのような風味になり飲みやすくなるのでおすすめです。
ホットはもちろん、アイスもすっきりとした清涼感が美味しいので、ぜひ試してみてくださいね。

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