昨年9月末にスタートした「うちラクファーム」。畑初心者のうちラクスタッフが土づくりから収穫、そして食すところまでを実体験してみました。
一度体験すると、その楽しさや、なかなか上手くいかない状況に「もう一度やってみたい!」という想いになり、うちラクファーム第2弾をスタートすることにしました。
今回は、新しく土づくりから畑を作り、じゃがいもの植え付けまでレポートします。
2回目の土づくり
昨年9月に初めて畑の土づくりを体験した私たち。
今回は2回目になりますが、忘れていることが多くて、どれくらいの量の肥料や石灰が必要なのか、もう一度調べ直して購入しました。

購入した肥料を耕した土に混ぜ込みます。
想定していた量よりももっと必要だったようで、今回の畑のスペースに対して少し少ない肥料の量に。
「これでちゃんと育つだろうか」
不安になりながら、肥料を撒いていきます。


次に石灰を撒き、土壌の酸度(pH)を調整します。
日本の土壌は雨によって徐々に酸性になるため、アルカリ性の石灰を使い、土壌を中和することで植物が育ちやすい土になるのだとか。

畑作業の前日に降った雨で水を含んだ土も、一度耕運機で耕したのと、太陽の暖かさで徐々に乾燥している状態に。
耕運機の便利さを実感
2度目の耕運機の体験。少しコツを掴んだのかスムーズに作業が進みます。

耕運機で徐々にふかふかの土になります。
畑作業をやってみて、この耕運機の凄さを実感しました。
18㎡ほどの畑の大きさで作業していても、ここを全て鍬(くわ)やスコップで耕すことを考えると、どれだけ時間がかかるんだろうと思います。
野菜のベッド、畝(うね)作り
さて、次は畝(うね)を作ります。
作業する人の性格によって形が変わる畝(うね)。作物を育てるためのベッドとも呼ばれ、土の水はけと通気性を向上させて根の張りをよくするために行います。

ほどよい力で畝をつくります。
2回目の畝作り。少し慣れてきたのか綺麗な畝が完成しました。

種イモってなんだ?!
事前に色々調べるとジャガイモを育てるには、病気に強く、収穫量も多い高品質なイモを育てるための専用の品種「種イモ」が必要だと知りました。

畑に植え付ける約3週間前に様々な品種の種イモを購入。
ホクホク感のある「男爵薯」、煮崩れしにくい「メークイン」、甘みの強い「キタアカリ」。どれも育ったら美味しい料理に使えるジャガイモばかりです。
日当たりの良い場所で芽が出るのを待ち、数日経過すると徐々に芽がでてきました。

畑に植え付ける3日前に、大きな種イモを小さくカットして切り口を乾燥させます。

いよいよジャガイモを植える
事前に準備した種イモを植え付ける作業に。
種イモに付いていた説明書を見ると「深さ7-8cmに穴を掘り、約30cm間隔で植える」とあります。

説明書通りにやってみることに。

「あれ?種イモの向きってあるの?」
調べてみると、芽が出ている方を上に向けて、切り口を下に向けて植えるのが一般的なのだとか。
そっと土を被せて完了!

約8mの長さの畑3列に様々なジャガイモを植えました。
出てきた芽が5cm程度に伸びたら「芽かき」をしたり、「土寄せ」をしたり、これから草も生えてきやすい時期なので草取りをしたりと、植えたあとも様子を見に行く必要がありそうです。
これから収穫までの様子もレポートします。お楽しみに!
【おまけ】やっぱり軍手はゴム付きがベストだった!

前回の畑作業では綿の軍手を使っていましたが、今回はゴム付きの軍手にしたところ大正解!
畑作業をされている方なら当然のことかもしれませんが、畑初心者にはなかなかそこまで気付けないのです。
ゴム付きの軍手のおかげで細かい作業や草取りなどの作業もとてもやりやすく、さらに水気を含んだ土を触るのに汚れにくい。
少し高価にはなりますが、ゴム付きの軍手が絶対良いですね。

