風水って占い?なんだか、いかがわしいもの?と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。実際は、先人たちが築き上げてきた知恵と知識が風水なのだと原さんはおっしゃいます。家づくりの風水設計や鑑定を行い、風水デザイナーとして活躍する原さんに風水についてお聞きしました。今回は人にとって関係の深い、香りと風水についてお聞きしました。
香りを使って空気を浄化する

人間の五感の中で、脳に最も早く伝達するのは嗅覚と言われており、大事な感覚とされています。
昔からヨーロッパでは宗教的な儀式や、結婚式、お葬式など様々なシーンで精油やお香などの香りが欠かせない神聖なアイテムでした。精油とは、樹液や葉っぱ、果物の皮などの植物から抽出されたものなので、医療用として精油を薬として使っていた時代もあり、何千年も形を変えず綺麗に残ったミイラにも用いられたそうです。

日本でもお線香を使うのは、空気を浄化する意味でもあり、生身の人間と天にいるご先祖様をお線香の煙でつなげているという意味もあります。香りは日本人にとっても、とても貴重なもので、人にも部屋にも良い効果をもたらします。
香りによって人の気分も変わりますが、お線香のような空気を綺麗にしてくれる効果もあるので家の運気も上げてくれます。
香りの「陰」と「陽」

精油(エッセンシャルオイル)の香りにはその性質や働きから「陰」と「陽」に分けることができます。
場所やシーンで使い分けるとより効果的に活用することができるのでぜひ参考にしてみてください。
エッセンシャルオイルの陰と陽
【陰】
<性質>冷やす、沈静、リラックス、落ち着く、滋養
<働き>怒り、不眠、炎症、熱を抑える
<エッセンシャルオイル>イランイラン、オレンジ、グレープフルーツ、ゼラニウム、カルダモン、ローズウッド、サンダルウッド、ベルガモット、ヒノキ、ローズ など【陽】
<性質>温める、活気を与える、元気
<働き>冷え、むくみ、倦怠感の症状を緩和させる
<エッセンシャルオイル>ジュニパーベリー、レモン、レモングラス、セージ、タイム、ジンジャー、ティーツリー、バジル、ブラックペッパー、ローレル、クローブ、マジョラム、ローズマリー など
場所やシーンで香りを分ける

寝る時は心と身体を休めるために、気持ちを「陰」の状態に落としてくれるラベンダーやシダーウッドなどの香りを選ぶと良いでしょう。
リビングは、柑橘系の香りを選ぶと気分が明るくなります。人が来るときは、なるべく香りを焚いて気分よくさせて商談などをすると話が前に進みやすくなり、うまくいきやすくなります。
勉強時など集中したいときは、バジルやターメリック、ミント系の香りがおすすめです。
また、気をつけていただきたいのは、極力自然のもので抽出された精油を使ってください。安く販売されているものには、化学物質が配合されている場合があります。
目に見えないものこそ意識してみる

人は目に見えるものを信じがちですが、人の精神状態を動かすものは形のない、目に見えないもののほうが大きく影響を及ぼしています。落ち込んだり、気分が上がるのも目に見えないものに動かされていることが多いです。
気を感じることは難しいですが、目に見えない「気を感じる」ことに少しでも意識してみることで、家にも人にも良い影響を与えてくれます。
今回のSpecialist ハラプロ 原 文美 さん

西部ガス株式会社に20年勤め、2016年に独立しハラプロを設立。現在は風水デザイナーとしてリフォーム、リノベーション時の風水設計や、風水鑑定、セミナーなどを開催。「住まいの間取りや日取りを考えるだけでなく、その人のライフスタイルを含め、居心地のいい環境や状態にもっていく」を目標に、家づくりやお店づくりのアドバイスを行う。
ハラプロwebサイトhttps://fengshui.hara23.jp/

